筆者は普段iPhoneを使用しているが、最も利用しているアプリがiOS標準「メモ」アプリだ。
このメモアプリはiCloudeメモとしてWindowsやAndroidでも利用できる。
自宅で作業する際は、このiCloudeメモをWindowsPC上で使っている。
本記事ではiCloudeメモをWindowsとAndroidで使った際の印象について記す。
WindowsでiCloudメモを使ってみた感想
Windowsでの使用感は完璧ではないが、おおむね良好。
入力レスポンスはWindowsのメモ帳とほぼ同等。
ブラウザ版でも保存と同期は自動で行われるので、作業の途中で瞬時にiPhoneやiPadへの作業移行が可能だ。
一部機能制限はあるが、基本的なメモ機能は使えるので問題はないだろう。
Windows版にはiPhoneやiPadにはないメリットがある。
メモの複数表示や画面サイズの変更ができるので作業効率が上がるだろう。
良いところ
- 複数のウィンドウで表示できる
- 画面や文字サイズの変更ができる
- レスポンス良好
悪いところ
- 一部機能制限あり
Android版のiCloudメモを使ってみた感想
Android版については、結論から言えば難ありといえる。
Windows版と同様にブラウザアプリとして使うことはできるが、メモ画面をタップしても反応しない不具合がある。
不具合について具体的に説明すると、ちょっと長めに画面をタッチしないとメモがアクティブにならないのだ。
タッチの長さが短くても長くてもダメ。この微妙な操作を毎回強いられるのは、想像しただけでめまいがしてくる。
文字入力時のレスポンスは良好でストレスはないが、上述の通り不具合があるのであくまで非常用に。
検証機Pixel7との相性の問題の可能性もあるので、実際に他Andoroid端末で試して判断してほしい。
※2023年12月時点
良いところ
- 一応使える(非常時用におすすめ)
- 一部機能制限あり
悪いところ
- タッチしても反応しない不具合がある
iCloudメモの導入方法
導入は基本的にブラウザ経由でアプリ化する流れだ。
Windows版
- Chromeでウェブ版iCloudにログイン
- ウェブ版iCloudの「メモ」を選択し起動
- Chromeの右上のメニューからショートカットを作成
- 「ウィンドウとして開く」チェックボックスをオンにする
- デスクトップ画面にショートカットが作成される
- ショートカットアイコンをダブルクリックしてメモアプリが起動
ウェブ版iCloudのメモは基本的にChromeブラウザ上で動作しているが、独立したアプリのように表示される。
Android版
- ChromeブラウザでiCloudにログイン
- ウェブ版iCloudの「メモ」を選択し起動
- Chromeの右上のメニューボタンから「ホーム画面に追加」を選択
- 名前を付けて追加するとホーム画面にアイコンが追加される
- アイコンをタッチするとウェブ版iOSメモが使えるようになる
こちらも同様にウェブ版iCloudのメモは、Chromeブラウザ上で動作しているが独立したアプリのように表示される。
iPhoneとAndoroidの2台持ちなら知っておいて損はないネタだろう。
iPhoneが故障したときなど非常時に使えるのは安心だ。